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そこでここからが本題に入る訳ですが、私達日本人にとって椅子を選ぶ時一番気を使ってほしいことは、椅子の座の高さです。近頃は日本人の体格もすっきりしてきて脚の長い人たちも増えて来ましたから一概にはいえませんが、私のように古い日本人の体型の短足型の人にとっては、残念ながらヨーロッパの格好のいい椅子もそのままでは快適でない場合も多いのです。たとえそれが名作であっても居心地の悪いものになるようでは、我が家で寛ぐための家具選びだとはいえないでしょう。 |
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いくら素敵なデザインでも、飾っておくだけだったり、居心地が悪かったりしたら何にもなりませんよね。
ところで先生、椅子を選ぶに当たって、デザインなどの好みはそれぞれあると思いますが、上手な選び方のコツはあるんでしょうか? |
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そうですね、椅子の座の高さは専門用語では「シートハイ」といいますが、これはとても大事な問題です。寛ぐためであれば高いより低目の方がよくて、日本人のように座りの生活になれている人にとっては、物凄く低くして15センチぐらいにしたとしても結構楽に使いこなせるものです。私はお客様の要望でシートハイ18センチ程のあぐら椅子と称する椅子を設計して実際作ったことがありますが、とても座り心地よくて大変に好評でした。仕事に使う事務用の椅子にしても、40センチ〜45センチが当たり前ですが、あえてそれを30センチまで下げてみるとそれはそれで楽に使えるものです。
実はシートハイは実寸何センチという問題よりも、テーブルやデスクの高さとの差がどのぐらいかが重要なのです。事務用にしても、食事用にしてもシートハイとテーブルやデスクの甲板の高さとの落差を30センチを目安にして、椅子の高さに連動して高ければ高いなりに、低ければ低いなりに決めれば、使い勝手の悪いものにはならないものです。30センチの椅子には60センチの高さのテーブルを組み合わせればいいのです。 |
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なるほど!心地よさを得るためには、テーブルや机との関わりも大切なんですね。普段感覚的に「心地よい」と思っているだけですけれど、ちゃんと心地よい高さがあると知って、勉強になりました! |
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それは良かった!さくらさんも今度レストランに行ったときなど、テーブルの高さに違和感があるときは是非落差が何センチになっているか計ってみてください。面白いですよ! |