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- 第49回 災害時の備え 身を守る室内準備

3月は防災に対して意識を向けるタイミングです。 東日本大震災から5年です。あの時に慌てて準備をした備蓄品の見直しはしていますか?長期保存ができるモノも、 見直しをしていないモノは、ほとんどが賞味期限切れになっていますよ。
しっかり見直して、これから起こりうる災害に備えましょう。


今回は備蓄品よりも重要な、身を守るための住まいに意識を向けて頂きたいと思います。
たくさん潜んでいる危険を見つけて取り除きましょう。
家具が倒れる。 逃げる道がなくなる。モノが落ちてくる。
このような環境が家の中にないかチェックしましょう。


寝ているときに倒れてくる家具はありませんか?
寝ているときは無防備です。
まずは寝ているところに倒れる可能性のある家具を取り除きましょう!
または直撃しないように、寝る位置を少し変えるだけでも違います。

他の家具は倒れない工夫が必要です。ご存知、突っ張り棒が便利です。
突っ張り方に注意して取り付けてください。
タンスの上部の真ん中に突っ張ると揺れるとすぐに倒れます。
天井に梁がある場所を選んで突っ張りましょう。
タンスの下にも耐震用のグッズを付けて2重で備えておくことをお勧めします。
さらに、地震は家が揺れます。天井も床も揺れるということです。
土台が揺れるということは突っ張りも外れてしまうことを覚悟しておきましょう。
タンスは耐震の備えをしていても倒れるモノだと思い、
その場からすぐに離れることを習慣付けましょう。


扉の開閉を防ぐ家具はありませんか?扉が開ないということは
部屋から出られないということです。すぐに取り除けるくらいの
小さな家具は良しとしても、背の高い家具や重いものが
入った家具は移動しましょう。
廊下にモノは置いていませんか?備蓄品の水や頂きものなどを
壁に沿って積み重ねて置いていらっしゃるお宅を見かけます。
その山が崩れたら、廊下が歩きにくくなるということです。
いちいち除けて歩きますか?モノの上を歩きますか?廊下にモノを
置いているのなら場所を移動し、何もない状態にしましょう。



食器棚の前にいて、食器は落ちてきませんか?
本棚から本は飛んで出てきませんか?
扉の中に入れていて安心している雑誌や書類が降ってきませんか?
本は重いです。束ねて倒れてくると大変な重量です。
本棚の手前に少し立ち上げを作る、ゴムを突っ張って落ちにくくするなど工夫をすると少し安心ですね!
食器が頭に落ちたり、床に落ちて割れてしまうのは非常に危険です。
扉が簡単に開かない仕組みを作ります。
耐震フック、取っ手をヘアゴムで止めるなど工夫しましょう。
まとめて収納ケースに入れて収納しておくと単品よりモノが落ちにくくなります。滑り止めシートを敷いておくとモノが落ちにくくなります。場所によっていろんな方法を試してみてください。






- タンスや食器棚の家具類の下に敷くだけで倒れにくくします。
家具転倒防止プレート
- ガラスが割れた際の飛び散りを防ぎます。
飛散防止フィルム
- 非常食・飲料入りの19点セットです。
避難リュックセット食品付