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- 災害備蓄品の収納スペースを作る!
【第58回】
災害備蓄品の収納スペースを作る!
災害時の備えは万全ですか?
災害時の備えをしない方に多い理由は、次の3つです。
1.置くスペースがない
2.揃えるのにお金がかかる
3.何を備えていいのか分からない
でも実は、整理収納をすれば1と2は解決しますよ!
今まで何となく持っていたモノを見直し、きっちり整理することできっと解決します!
それでは早速、始めていきましょう!

1、置くスペースがない
災害備蓄は分散して収納することをおススメします。
部屋が崩れてきたり、家具が倒れてきて災害用品を取り出しにくくなっても
分散して置いておくと安心です。
まずは、収納している「モノ」から見直してみましょう。
・足が痛くなるからと履いていない靴が下駄箱に入っていませんか?
・引き出物やお土産に頂いた食器が箱のまま吊戸棚や食器棚に入っていませんか?
・何年も着ていない服がクローゼットに入っていませんか?
・使わない家電が押し入れに眠っていませんか?
・読まない本が本棚にありませんか?
使っていないと思うモノが、収納されているスペースを整理しましょう。
手順はいつもと同じです!(★第1回: 整理収納とは?)

今回の理想のイメージは
「家族が生きるための備蓄品スペースを作る」
それでは下駄箱と吊戸棚をピックアップして、具体的にみていきましょう。
【下駄箱】
まずは下駄箱収納の理想のイメージを考えましょう。
その後、靴を全て集めて
「履いている」「履いていない」で分けます。
履いていない靴は天秤にかけて考えましょう。

履いている靴は下駄箱に戻します。
下駄箱収納はこちら(★第22回:玄関の整理収納)
どのくらい靴を手放すことができましたか?
空いたスペースは災害時に持ちだす避難リュックを置きませんか?
【吊戸棚・食器棚】
まずは吊戸棚・食器棚収納の理想のイメージを考えましょう。
その次に、吊戸棚・食器棚に入っているモノを全部出します。
「使っている」「使っていない」で分けます。
使っていない食器や雑貨を天秤にかけてみましょう。

使う物を使いやすい位置に収納します。
キッチン収納はこちら(★第54回:キッチン収納 吊戸棚を快適スペースに!)
手の届かない場所は普段は使いにくいので
災害備蓄のスペースにいかがでしょうか?

こんな風に「理想のイメージ」を念頭に進めてください!
2、揃えるのにお金がかかる
整理収納には大きな経済的効果があります。
詳しくはこちら(★第24回:動作、動線にかなった収納)
使わないモノはリサイクルに出し、モノを活かしましょう。
少しはお金をいただけます。
また、整理収納をするとモノの買い方が変わります。
今本当に必要かをとても考えるようになります。
そうすると簡単にモノを買わなくなります。
無駄なお金の使い方をしなくなるのです。
家族が生きるための備蓄品を買い揃えましょう!
これで、1,2が解決です。
さいごに
災害時の準備をしていない方は
「来るかもしれない」
「来たらどうしよう」
「家具が倒れたら」
「水くらいは準備しなきゃ」
「電池はあるか」
と常に不安を抱いています。
日常の不安を取り除き、できる限りの備えをして
「安心」した生活を送っていただきたいと思います。
備えあれば憂いなし!