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第5回:防犯対策 〜ポイントは窓〜

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ニュースでよく耳にすることのある「空き巣」事件。そして数多く出回っている防犯アイテム。本当はどんな実態なのか?何が一番危なくてどんな対策が一番効果的なのかを考えてみましょう。


<侵入経路>
  空き巣警視庁が発表している平成17年上半期の傾向では、空き巣が一戸建て住宅に侵入する際の手段は、第1位は62%でガラス破りとなっています。次いで無締り、つまりカギの締め忘れなどが22%、錠破りが3%と続いています。
防犯の最重要ポイントは窓だったんです!
 
    空き巣の防犯対策「平成17年上半期の傾向」  


<窓からの侵入方法>
  泥棒が窓から侵入する手口は主に「こじ破り」「打ち破り」「焼き破り」の3つです。  
   「こじ破り」  
    こじ破り窓からの侵入では一番多いのがこのこじ破りです。
ドライバーをクレセントやカギの付近の枠にねじ込みヒビを入れ、手が入る程度の穴を開けて直接手でカギを開ける方法です。三角割りとも言われます。
ドライバー1本で簡単に開いてしまいます。また、時間もかからず、大きな音もしません。
 
   「打ち破り」  
    打ち破りバールなどでガラスをたたき割り、クレセントを手で開けて侵入する方法です。
当然とても大きな音が出るので、大胆極まりない方法ですが、一番簡単で時間がかからない方法です。事務所などがこの方法で侵入されるケースが多い様です。
 
   「焼き破り」  
    焼き破り簡易バーナーなどでクレセント付近を急激に加熱し、水を吹きかけます。
音はとても静かですが、他の方法より時間がかかります。最近になって出始めた手口です。



※クレセントとは
アルミサッシなどの窓に取り付けられている締め金具のことです。
レバーを回転させ、受け金具に固定します。
 


<窓からの侵入対策>
  泥棒が侵入する手口は分かりました。では、どのような対策が取れるのか考えます。防犯対策には「コレをやっておけば大丈夫!」と言うような百点満点の答えはありません。一長一短があるので、条件に合わせて選択しながら対策をとる必要があります。  
  (1)防犯フィルム  
    ガラスに特殊なフィルムを貼って使用します。クレセント周りだけに貼る部分貼りと全面貼りがあります。  
   
効果:
ガラスの破壊に時間がかかる。こじ破りに効果あり。
長所:
価格が手頃。小さいサイズであれば自分で設置が可能。
短所:
貼付けたフィルムのサイズが小さすぎると効果がない。ガラスが破壊されない訳ではなく、時間がかかるだけ。(但し、侵入に10分以上かかる場合は、大半の泥棒があきらめる)。全面貼りは素人には無理。
ポイント:
貼る場合は、サイズに注意が必要です。補助錠との併用が効果的です。
防犯フィルム  
  (2)補助錠  
    クレセントの他に、サッシの上下に取り付けます。  
   
効果:
侵入に時間がかかる。
長所:
価格が手頃。自分で設置が可能。
短所:
ガラス全面を破壊して侵入する様な打ち破りの場合には効果はない。
ポイント:
防犯フィルムと併用しましょう。その場合、防犯フィルムはクレセント周りだけではなく、補助錠付近にも貼りましょう。
補助錠  
  (3)防犯ガラス  
    樹脂中間膜をガラスで挟んだ構造の特殊ガラス。  
   
効果:
ガラス破り全般に効果あり
長所:
破壊に時間がかかるものや破壊時に大きな音が発生するものも。または破壊自体が困難。
短所:
価格が高い(通常ガラスの3〜10倍)。専門業者に頼む必要がある。
ポイント:
防犯フィルムの場合は、外から割りにくく中から割りやすい。しかし防犯ガラスの場合は、中かも外からも割りにくい。そのため、もし火災や地震が発生した場合は、家人が逃げ出す際の障害になる可能性もあるので、設置の際は注意が必要です。
防犯ガラス  
※網入りガラス・強化ガラスに防犯効果は全くないので要注意。網入りガラスは火災時の延焼を防ぐため。強化ガラスは人などがぶつかった際に割れにくくしたり、細かくくだけることによってケガをしにくくしたガラスです。
  (4)面格子  
    高い所の窓や小さい窓向き。  
   
効果:
侵入に時間がかかる
長所:
製品によっては自分で設置が可能(特殊工具が必要な製品もあります)。
短所:
面格子は人目に付かない場所に使用される場合が多く、その場合はノコギリで切断されてしまうことも。
ポイント:
面格子があると思ってカギのかけ忘れが多いのが難点。油断せず、必ずカギをかけること。また。格子を留めているネジのネジ山は必ず潰しておくこと。
面格子  
  (5)防犯器具いろいろ  
    最近はたくさんの防犯用品が発売されています。自分の住宅に合った防犯アイテムを取り入れて安心できる家を守りましょう。また、警備会社のホームセキュリティシステムもレンタルなどが選べたり、価格もお手頃になってきています。
また、タイマーでテレビや室内灯を付けたり消したりして、在宅をアピールする製品なども。
 


<泥棒の嫌がる家にしよう>
  泥棒の嫌いなことベスト3というものがあります。  
  (1)侵入に時間がかかる  
    警察庁のホームページによると、侵入に時間がかかる多くの泥棒が侵入をあきらめる時間は2〜5分以内が一番多く、10分以上かかるとほとんどの泥棒が侵入をあきらめるそうです。補助錠や防犯フィルム、振動センサーなどを取り付けて侵入に時間が掛かる家にすることがポイントです。  
  (2)見える・見られる  
    侵入をあきらめた理由で多いのは、「近所の人に声をかけられたりジロジロ見られたこと」です。また、人目に付く場所も嫌がります。見える・見られる
建物周辺に塀や樹木などで死角になっている場所はありませんか?できるだけ外から様子が確認できる様に見通しをよくする工夫をしておきましょう。防犯とプライバシーは微妙な問題です。外からの視線を隠したいような場所の場合には、センサーを取り付けて音やライトで威嚇したり、2重3重の防犯対策をしておきましょう。
 
  (3)光と音  
    人に見られることが一番嫌いですから、センサーで音が出たり、ライトが点灯する防犯アイテムはとても効果的です。光と音
クレセントの振動などを感知して反応する防犯システムや、塀を乗り超えるのを感知するものなど様々なものがありますので、建物や周辺環境に合ったものを選びましょう。
手軽な方法としては、窓やドアの出入り口付近や通路となりそうな場所に「防犯砂利」等を敷いておくのも良いでしょう。
 
 
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リサイクルガラスを焼成加工した商品です。踏むと“ジャリジャリ”と大きな音がするので手軽に防犯対策ができます。厚さ4センチ程敷き詰めてお使い下さい。

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<まとめ>
  防犯用品はたくさんあれど、最終的に一番効果的なのはやはり「人の目」。ご近所同士でコミュニケーションをきちんと取り、地域での防犯の心がけが結局は一番大切で効果的と言えるでしょう。