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- 子育てマンガ トマコさんち
- vol.8 甘えん坊の結末

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「ちょっと甘やかしすぎなんじゃない?」
今まで何度言われたことだろう。

4歳児なぁ太は母に「服を着させて」と言う。
ご飯も「食べさせて」と言う。


なんでもかんでも母に頼る。
母も、それを突っぱねることをせずに受け入れる。
確かに、傍目から見たら甘い母だろう。
でも、そこにはちゃんと理由がある。



それは今から1年半前。
なぁ太2才半の時。
自分のことを自分でやりたがるお年頃。
そんな時期に。

我が家に自分で何も出来ない赤子がやってきた。
そう、次男コン吉の誕生だ。


甲斐甲斐しくお世話をする母を見て。
なぁ太は一気に赤ちゃん返り。
自分のことを一切しなくなってしまった。

「自分で服を着なさい!!」
と言ったところで、なぁ太は泣いて怒るばかり。
それを抑えつけようと更に怒ったところで、事態は悪化するばかり。


なだめても、遊びと交えてさせようとしてもダメ。
目の前にお世話が必要な赤子がいる限り。
なぁ太も同じお世話を望むばかり。

ならば、なぁ太が満足するまで。
彼をコン吉と同じようにお世話しようと思ったのが2歳9ヵ月のころ。
それから4歳になる今まで望むとおりにしてきた。


時々
「ちょっと自分で着てみようか」
とハッパをかけることはあったけど。
イヤがるなら、無理強いはしなかった。
すると…。
