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家づくりこぼれ話

第6話:椅子の高さと座り心地

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下島 インテリアを素敵にしようと思えば「椅子選び」がとっても大事なことは誰でもご存知ですよね。しかも実際やってみると意外と難しいんですよ。なぜそんなに難しいかといろいろ考えて見ますと、私達日本人にとって椅子に座る習慣がほとんどなかった事と関係があるかもしれないということに思い至ります。
ところで、さくらさん 話は少しずれるんですが英語に椅子という言葉がないことをご存知ですか?
さくら ええっ、「チェアー」って椅子じゃないんですか???
下島 ははは、からかってごめんなさい。なるほど椅子の英語はチェア−ぐらいだということは誰でも知っていますよね。それではエスキモーの言葉に雪のことをいう言葉がないってことは知っていますか?
さくら えええっ、知りません!毎日雪の中で暮らしているのに、そんなことってあるんですか?
下島 私も本当のところは知らないんだけれども、話で聞いたところによると、光る雪だとか、粉雪だとか、荒い雪だとか、雪のさまざまについての言葉はたくさんあって雪のことについては何でも語れるけれども雪全体、雪という概念を表現する言葉がないそうなんです。
さくら それでも雪についての話がちゃんとできるんですよね。不思議ですね〜。
下島 実はそれと同じように、英語では背付きの四脚の椅子はチェア−、肘付きのものはアームチェア−、背のないものはスツール、ソファの類はカウチだとかセティーと言うし、背のない長椅子はベンチ、鏡台用の椅子はフランス語をつかってドレッシングプーフといったり言葉自体はいっぱいあるけれど、日本語で何にでも使える椅子という一般概念を現わす言葉はないんです。
さくら 毎日椅子で生活している国で、それ自体を表す言葉がないなんて…とっても不便そうですけれど。
下島 例えば「どうぞ椅子にお掛けください」という時は「テイク ア チェア−」とはいわず「テイク ア シート」というわけですから、なるほど英語には椅子と言う言葉がないことになるのです。
おっと、インテリアの話というよりは言葉の話になってしまいましたね。
しかし、私の言いたいことは、これほどいろいろの椅子に囲まれて生活をしてきた欧米の人たちと日本人とは、歴史的に見て物凄く大きな隔たりがあるということにもっと気が付いてほしいということなんです。
さくら 日本人はずっと畳に正座の生活でしたから、椅子に座るようになってからの歴史が浅い分、椅子に関して知らないままの事もたくさんありますよね。
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