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ねむりを変える ふとんのおはなし

第7回 掛け布団 〜掛け布団の役割〜

理想的な睡眠環境を考えてみましょう

誰もが寝室を寝心地の良い環境にしたいと思っていることでしょう。その鍵を握るのは、ずばり温度と湿度です。
快眠に最適な寝室の気温が季節によって変わるのをご存知でしたか?夏は25℃、冬は15℃、その中間の20℃は春・秋の寝室に理想的な温度と言われています。夏と冬では10℃もの差があるのにびっくりしますね。今では寝室にエアコンがあることが当たり前のようになっていますから、昔に比べて寝室の温度を快適な状態にコントロールすることが簡単になりました。けれども、熱帯夜に快適な温度に設定して眠ったつもりが、朝起きたら「寝冷え」を起こしていたという経験を持つ方も少なくないはず・・・これは、人間の体温が睡眠中に変化することから起きてくるのです。

眠るときの環境づくりには温度と湿度が大切
眠るときの環境づくりには温度と湿度が大切

レム睡眠にある時の体温は、起きている時よりも0.5℃低くなります。
ノンレム睡眠になると、さらに下がる場合と逆に上がる場合もあって安定しない状態になります。この体温が低下した状態で、眠る前と同じ冷風を当て続けると「寝冷え」を起こしてしまうという訳です。
また、ノンレム睡眠の時に少し体温が上昇したり寝相が悪くてふとんをはねのけてしまったままでいると、体温が低下したところで「寝冷え」を起こしてしまうことも多いのです。
ですからエアコンを使うなら、タイマー機能を利用して就寝後1時間でオフ、起床前1時間でオンにすることをおすすめします。
またタオルケットや薄めの肌掛け、ふとんなどを使って冷風が直接身体にあたらないようにすることも大切です。

一方、理想的な室内の湿度は季節を問わず50%から70%と言われています。ということは湿気の多い日本の夏に快眠を得るためには、湿気を素早く逃がす工夫が大切です。
そこで注目したいのが、ふとんの詰め物の素材です。たくさんの種類があるふとんの詰め物の中でも特に放湿性に優れているのは、天然動物性素材の「ダウン(羽毛)」と「真綿」と言われていますが、今は、こうした羽毛や真綿の放湿性を再現した合繊(ポリエステルなどの素材)のふとんも多く販売されています。
さらに、汗を吸収するベッドパッドを使ったり、マットレスの下がすのこ状になっているベッドフレームを使うことで放湿性を高めることができます。
冬になると逆に乾燥して寝室の湿度はわずか20%くらいになってしまうことがあります。寝室にはぜひ加湿器を置いて、理想的な湿度を保つようにしましょう。最近はアロマオイルを加えられるものなどもありますから、リラックス効果も期待出来ますね。

湿気を逃がしやすい「すのこ」タイプのベッド
湿気を逃がしやすい「すのこ」タイプのベッド

布団の中の温度と湿度も重要

快適な睡眠に大切な温度と湿度、寝室全体の他に実はもうひとつ気をつけなければいけない場所があります。
それは寝床内、つまりお布団の中の温度と湿度です。これを「寝床内気象」と言います。身体と寝具の間に出来る小さな空間の理想的な”気象”は、年間を通して温度約33℃、湿度約50%と言われています。お部屋の温度が季節によって10℃も差があることと大きく違いますね。つまり、ふとんの種類や組み合わせ方で「寝床内気象」を一定にキープすることが大切なのです。

快適な「床内環境」なら、睡眠も快適

では、具体的にどんな組み合わせが「寝床内気象」を一定に保つのに適しているのかご紹介しましょう。
例えば室温25℃前後の場合は、綿毛布やタオルケットだけで充分です。20℃前後になると、肌掛け布団などの薄めの布団がちょうど良いと言われています。
室温が15℃まで下がってくるとその両方を掛けると快適に感じるでしょう。
室温10℃になるといよいよ厚掛け布団の登場です。室温5℃の寒い環境では肌掛け・厚掛けの両布団を重ねる必要があります。このような布団の組み合わせ方で、室温に関係なく床内温度を33℃に保てることが掛けふとんに必要な条件のひとつなのです。

暑い夏でなくても、人は一晩でコップ1杯の汗をかくことは前にお伝えしましたね。汗をかくと、その放熱効果で体温が下がってしまいます。そんな生理的変化に柔軟に対応出来るふとんこそが「良いふとん」
そして、寝返りをたくさんうっても身体を包み込んだままで、身体から出る熱を逃がさず体温を保ってくれるかどうかも大切なポイントです。身体を圧迫しない「かさ高性」と優しくなじんで包み込む「フィット性」にも注目して選んでみてください。

寝返りしてもフィットしやすいような襟元の加工もあります

季節とお部屋の環境に合わせて掛け布団の種類や素材の組み合わせを考えることが、快眠への第1歩なのです。

次回のテーマは「掛け布団 〜良い掛け布団とは〜」です。お楽しみに!

ねむりを変える ふとんのおはなし

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