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ねむりを変える ふとんのおはなし

第8回 掛け布団 〜良い掛け布団とは〜

良い布団に欠かせない3つの条件

掛け布団にもさまざまな種類や素材があって、どれを選んだら良いのかよく判らないという方も多いのではないでしょうか?そこで、良い掛け布団には欠かせない3つの条件をお教えしましょう。
まず、大切な温度を保つ「保湿性」に優れていること、適度な湿度を保つ「吸透湿性」が高いこと、そして吸い取った湿気を空気中に発散させる充分な「放湿性」を持っていることです。

四季により温度も湿度も大きく変化する日本の気候に左右されることなく、身体と寝具の間に出来る空間の温度と湿度を理想の状態に保つためにはこの条件が欠かせないからです。
この空間の温度や湿度のことを「寝床内気象」と言いますが、1年を通して温度約33℃・湿度約50%が理想的と言われています。
一晩の眠りのなかでも微妙に変化する体温や、夏でなくてもコップ1杯分の汗をかく生理的な現象など、人間の眠りは実に繊細なもの。その繊細さに柔軟に対応してくれてこそ良い布団といえますね。
素材的には、ダウンやウールなどを使用した掛け布団は理想的な温度を保ちやすく、ダウンや真綿などの天然動物性素材は放湿性に優れていると言われていています。 現在の化繊の中でも、その機能を再現するように工夫された商品も多くあります
またその他にも、身体馴染みが良いフィット性に富んだものや身体に圧迫感がなく軽いものを意識して選ぶようにすれば間違いないでしょう。

ふとんには様々な素材が使われている

良い布団を選ぶために注意したいポイント

掛け布団は素材だけでなく、その作りも種類が豊富です。掛け布団のキルティングは大きく3種類に分けられます。
まず1つめは、「立体2層キルト」。2つの層の縫い目をずらして縫製したキルトです。均一な暖かさが特徴と言われています。
次に、「立体キルト」、立体のマチで仕切ったボックス状のキルトで、保湿性に優れています。
そして「平キルト」。薄掛け用に適した全面が格子状のキルトで、耐久性に優れています。

加工によって、保温性・放湿性が異なる

一般的によく使われている掛けふとんとは、厚掛け布団・薄掛け布団・綿毛布・タオルケットといった所でしょう。なかでも薄掛け布団と厚掛け布団があれば、夏は薄掛け、春・秋は厚掛け、冬は薄掛け+厚掛けといった組み合わせ方で、1年中オールマイティに対応出来ます。そこで、最初から薄掛けと少し厚い掛け布団をセットにして2枚掛けとして販売されているものもあります。
1枚掛けの厚掛けは、2枚掛けに比べて肌沿いが良く軽いのが特徴です。断面が分厚いので、空気を含む量が増え保温性がより高まるという利点もあります。使い勝手か、保温性か、好みに合わせて選ぶことができますね。

2枚合わせの布団だと、季節毎の調節がしやすい

また、布団を選ぶ時は詰め物の種類や素材だけでなく、側生地にもこだわることが大切です。第一のポイントは、側生地が無地のものか柄のあるものか。
柄のある側生地だと布団カバーをかけた時に透けて見えてしまうので、布団カバーを選ぶときには気をつけてください。もちろん、柄があるからといってカバーをかけないで使用するのは衛生上よくありません。
それから、側生地の織りの細かさにも注意してみてください。生地の織りが細かいと、肌触りが良い、羽毛が飛び出しにくい、ダニの侵入が少ないといったメリットがたくさんあります。特に羽毛などの天然素材の場合は、ほこりなども気になる要素なので、「ダウンプルーフ加工」といって、羽毛が飛び出しにくいように加工されているもののほうが安心です。
今までご紹介したような特徴を参考にして、ご自分にぴったり合った「良い掛け布団」を選んでくださいね。

中のわたや羽毛が出てきにくいように加工をした生地がおすすめ

次回のテーマは「リラックスして眠るために」です。お楽しみに!

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