1. アイリス収納・インテリア ドットコム
  2. 生活お役立ち情報
  3. 第2回:免震・制震って何?

生活お役立ち情報

第2回:免震・制震って何?

page.1/1
近頃、「免震/制震住宅」なんて言葉をよく耳にしませんか?住宅メーカーの広告でよく目にしますよね。でも、「一体それってどういうこと?何が違うの?」そんな風に思ったことありませんか?そこで、ズバリ調べちゃいました!

注意
  今回の特集の内容は、当サイト編集者“さくら”が、一般的な情報を元にまとめ直したものです。免震システム等のメーカーに取材を行ったものではありません。また、一部独自の解釈や表現などが含まれておりますので、ご了承ください。  
<1>これまでの耐震、これからの免震
  これまで住宅の地震対策と言えば、「耐震住宅」のことでした。耐震を一言で言うと「とにかく頑丈に作ろう」ということ。ところが、ここ数年で耐震住宅に取ってかわって頭角を現してきたのが「免震住宅」なんです。こちらは「建物をできるだけ揺らさない」ということのようです。   
  有名な童話の3匹の子ブタは、頑丈なレンガの家を建ててオオカミから逃れました。でも、私たち人間は、頑丈な家を造るだけでは地震という敵から逃れられなかったんですね。倒壊まではしなくとも、破損状況が激しかったり、室内がめちゃめちゃでは地震の後の生活がままならないのです。そこで求められたのが、地震の後も暮らせる家、です。  
<2>耐震住宅
 

耐震住宅を木に例えるなら、どっしりとそして幹が頑丈な「杉」という感じ。

ある程度の風(地震)には、幹(建物)はびくともしない。でも、風を真正面からまともに受け止めてしまうので、少なからずダメージを受ける。そして、幹の耐えられる限度を超えると一気に倒壊してしまう。それに、その枝葉(家具など)は大きく揺れ、ダメージが大きくなってしまいます。
 
  建物には、揺れが増幅されて伝わっていき、1階よりもさらに2階が大きく揺れて伝わります。  
 
特徴 揺れ方
壁と柱で頑丈に支え、建物自体の耐性を高める
建物と土台を金物でしっかりと固定する
地面の揺れがダイレクトに建物に伝わる。また、揺れは増幅される
家は倒壊しなくとも、家具などに大きな損害が出る
 
<3>制震住宅
  免震や制震住宅は例えると、やわらかくしなる「柳」か「竹」といったところでしょうか。  
  中程度以上の風(地震)ではその特徴を最大限に発揮し、大きくしなってかわします。そのため、幹(建物)や枝葉(家具など)にダメージを受けにくい様です。  
  木造住宅は、基本的にはやわらかいのですが、その限界を超える力が掛かると倒壊してしまいます。そこでダンパーなどを取り付けて、柱や壁が歪むのを弱める働きをします。後から取り付けることが可能なので、今住んでいる住宅にもリフォームすることができることと、価格を抑えられることがメリットですね。  
 
特徴 揺れ方
ダンパーなどで、揺れを熱に変換する
免震住宅より価格が安く済む
どんな地盤でも建てられる
リフォームでの施行が可能
揺れが建物に伝わっても、増幅されない
家具などへのダメージが「耐震住宅」より軽減される
揺れない訳ではない
 
<4>免震住宅
  免震住宅は、実は建物が地面と接していない。地面と建物との間に鉄球やゴムの柱を挟んで、それが揺れを小さくしてくれます。また、建物を元の位置に戻すための復元材、風の揺れを抑えるための装置など様々な装置が必要で、それらの必要な数や設置場所の設計は大変高度な技術を必要とします。  
  「制震住宅」のところで書きましたが、免震や制震住宅は例えると、やわらかくしなる「柳」や「竹」。つまり、力を受け流すのが得意ということ。揺れが小さくなるので、大きな地震の時の「恐怖心」も軽減されます。心の問題は、案外大きなメリットかもしれませんね。  
  その代わり気になるのが、風に対する揺れと建物の周囲の「すき間」です。建物が浮いている状態ですから、強い風を受けるとまさに柳のように揺れる構造なのですが、スイッチで固定される様にしたり、地震を感知するシステムにしたりとその対応は各メーカーによって様々です。また「すき間」に関しては、建物が動くことが前提なのでよくよく考えれば当然なのですが、生活の中で「ついうっかり」しそうです。配管も特殊なフレキシブル配管を使用することになるようです。  
 
特徴 揺れ方
建物と地面の間に鉄球やゴムを設置する
地盤調査(調査費用20〜30万)が必要、建てられない土地もある
工事の価格が高く、既に建ててある住宅には工事できない
建物の周囲に40センチ〜50センチの「すき間」が必要
免震装置の分、建物自体の高さが高くなる
「揺れ・地震」に対する恐怖心をあまり感じなくて済む
揺れが小さくなる
風で揺れる(風の揺れに対する対応はメーカーによって様々)
揺れが小さくなるので、家具や食器などの被害が少ない
 
<5>まとめ
  覚えておいていただきたいのは、耐震住宅も免震・制震住宅もどれも完璧でも無いし、どれが良いとか悪いとかいう訳ではない、ということです。丈夫な建物が無ければ免震されても効果がありませんからね。それに耐震住宅はこれまでの長い時間じっくり検討され改良されてきた住宅です。その結果は十分なものではないでしょうか。  
  免震住宅は今後、まだまだ改良と実績を重ねて発展していくでしょう。実際、新潟中越地震や2003年の宮城県北部地震などでその効果を発揮しているようです。しかし、地盤によって建てられない場所もあるようですから、その辺りが今後の課題かもしれませんね。また、価格の問題もあります。メーカーとその内容にもよりますが、そう簡単に踏み込め無い値段ですね。  
  今、住宅購入や耐震リフォームを検討されている方は、住みたい(住んでる)土地と予算、そして求める安全レベルをよーく照らし合わせて選択してくださいね。  

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで収納インテリアドットコムをフォロー

日本クロストラスト
当サイトは 日本クロストラスト(株) の認証を受けています。