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第8回:冬の結露対策 |
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<結露はなぜ起こるか?> | |||
空気中に含まれる水分の量は、温度によって異なり、高温になるほど多くの水分を含むことができます。ストーブなどで暖められた湿気を多く含んだ空気は、屋外と接した窓ガラス近辺などでは急激に冷やされます。温度が下がると、空気中に含むことのできる水分量は少なくなりますので、行き場を失った水分が、「結露」となってしまうのです。 また、昔の住宅に比べ、現代の住宅は気密性が高くなっています。特にマンションなどは、窓が少なく換気がしにくい構造ですので、たまった湿気の行き場がなくなり、結露が起きやすいのです。 |
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<結露の害> | |||
結露の発生によって起こりうる、さまざまな害にはどのようなものがあるのでしょうか? | |||
【カビ】 | |||
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結露が発生するということは、その周辺が高湿度ということであり、湿気が大好きなカビの発生しやすい状況でもあります。 | ||
【ダニ】 | |||
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カビはダニのえさになるため、カビが発生すると、連動してダニの繁殖を招くことになります。 | ||
【健康への害】 | |||
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カビやダニの死がいは、アトピー性皮膚炎・小児ぜんそく ・アレルギー性皮膚炎などのアレルギー疾患の一因となることが判明しています。 | ||
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たかが結露、とほったらかしにしておくと、深刻な問題にもなりかねません!早めに対策を考えましょう! |
<結露対策> | |||||||
結露対策には、まず湿気を少なくすることです。部屋の中に以下のような「湿度を上げるもの」がないか確認してみましょう。 | |||||||
◎室内排気タイプのストーブやファンヒーター | |||||||
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◎室内干しの洗濯物 | |||||||
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◎加湿器 | |||||||
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◎植物や水槽 | |||||||
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室内の温度差をなくすことも、結露の防止に効果的ですが、冬場は部屋の温度を下げることが難しいですね。定番の方法ですが、効果としてばかにできないのが「換気」です。定期的に換気を行って、室内にこもった水蒸気を減らせば、結露を軽減することができます。調理時や入浴後など、意識して換気を行うように心がけましょう。 |
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また押入れや家具の裏などは、少しでも風の通りがよくなるように、壁との間を数センチ開けるよう配置したり、すのこを敷くのも対策の一つです。 |
<まとめ> | |||
結露はいろいろな要因が重なり合って起こるため、対策がなかなか難しいかと思われますが、まずは定番、「こまめな換気」を行うことからはじめてみてはいかがでしょうか。地道な努力で快適な冬の生活を目指しましょう! |
