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- 子育てマンガ トマコさんち
- vol.110 我が家のキャンバス

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- タコタコさん!?それはなんぞや!?
- 見てみると、かわいらしいタコの絵がそこにあった。
コン吉が自分で描いたと言う。 -
- トマコ大感動。
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だって、絵が苦手なコン吉がこんなに上手に描けているなんて!!そんなトマコの様子を見て、なぁ太が言ったのです。
今まで描いたことのない絵にトライしてるだなんて!!
嬉しいに決まってるじゃないか!! -
- まあ、なぁ太も!?
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小学三年生になったなぁ太。
自慢じゃありませんが、最近のなぁ太の成長には目を見張るものがあります。
そんななぁ太が描いたものですから、ええ。
とても知的なものだと思うのです。
掛け算、漢字を書くくらいの子ですから、ええ。
正直、次は何を披露してくれるのかと。
トマコはちょっとだけ期待していたのです。それが。 -
- 駐車場一面、うんこ。
目をこすりましたよ、ええ。
見間違いかと思いましたよ、ええ。
でもね。
どう見ても、何度見ても、やっぱりうんこ。
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小学三年生の知的ななぁ太君は、みんなが遊べるゲームを作ったんですって。
うんこを踏むなっていうゲームで、だからたくさんのうんこを描いたんですって。うん、発想はいい。だけどうんこはいかがなものか。
発想だけはいい。仮にも家の玄関口でもある駐車場に延々と広がるうんこ畑は、果たして来客にどのような心証を与えてしまうのだろうか。あげく、問題はそれだけじゃない。
トマコ、とっても心配。
なぁ太が書き上げたものがもうひとつ。 -
- まさかの、個人情報の大安売り。
- 訪問販売が泣いて喜ぶ、我が家の情報を大公開。
トマコは思いました。成長とは、危険を伴うものなのだと。その日、我が家で初めて「描いてはいけないもの」に関する決まりごとが出来たのでした。
