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  3. vol.82 コン吉のスイッチ
子育てマンガ トマコさんち

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  • いつもの昼下がり。
    木の下のバス停で。
    • コン吉の乗った水色のバスが、角を曲がり姿を現した。
    • コン吉の乗った水色のバスが、角を曲がり姿を現した。
  • 大きく手を振りたい衝動を抑えて、まさにバスが停まるポイントに立つトマコ。
    ここに立っていればだれよりも早くコン吉を迎えられることを、私は知っている。
  • 今日はどんな話を聞かせてくれるだろう。
    そう思いながら、母はバスから降りてきたコン吉に手を広げる。
    が。
    今日のコン吉はいつもと様子が違った。
    いつもなら、そう。
    • こぼれんばかりの笑顔で、母の腕に飛び込んでくる元気な子なのに。
    • こぼれんばかりの笑顔で、母の腕に飛び込んでくる元気な子なのに。
  • 今日のコン吉の顔は少し曇っていて。
    こけたのかな?
    友達とケンカでもしたのかな?
    そんなことを思った時。
    絞り出すように、彼は言った。
    • まさかの登園拒否。
    • まさかの登園拒否。

  • 母、焦る。
    でも、顔には出さない。
    これ鉄則。
    平静を保ちつつ、いつもの様子を心がけて
    • トマコはコン吉に尋ねた。
    • トマコはコン吉に尋ねた。
  • すると、コン吉は顔をゆがめて言ったのだ。
    • 幼稚園に行きたくない、その理由を。
    • 幼稚園に行きたくない、その理由を。
  • 節分。

  • つまりあれだ。
    この日は2月2日で。
    次の日は2月3日、節分の日だったんだ。
    節分の日には幼稚園に鬼さんがやってきて豆をぶつける行事があるという。
    ただそれだけのことだったんだけど。

    鬼が来る。

    4歳児の心に重くのしかかった、鬼。
    • 恐怖の象徴である、鬼。
    • 恐怖の象徴である、鬼。
  • そんな鬼が、幼稚園にやってくると聞いて。
    だからコン吉は、迷うことなく選んだのであろう。

    幼稚園に行かない という選択肢を。

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